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​福岡セーリングクラブ

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私たちの国、日本は、これまで数々の苦難に見舞われながらも先人の努力によって今日の繁栄を築くことができました。

20世紀後期では、国をあげて欧米諸国に追いつき、追い越すことを目標として努力し、豊かな生活の実現に全力を傾けてきました。そして、真面目に努力する勤勉性という私たち日本人の長所もあって、経済的には急成長を成し遂げ、奇跡とさえいわれる成功を手にすることができました。
 

さらに、所得水準の面でも世界のトップレベルになった日本は、国際社会から政治的にも経済的にも多くのことを期待され、特に、地球環境問題、エネルギー問題、食糧問題、人権の問題など人類の英知を結集して解決しなければならない問題について率先して取り組むことなどが期待されています。 このような数々の問題解決のため、今の時代に生きる私たちにもとめられるものは、世界や地域を能動的に変革していくことができる自立した人間像でしょう。

その為、クラブメンバーには、地域を愛し、国を愛し、世界をよりよくしていこうとする心をもった人間に成長してほしいと思うのです。このため、自分で課題を見つけたり、自分で学び自分で考えることのできる資質や能力、それを支える正義感や倫理観等の豊かな人間性、文化を大切にする心、たくましく生きるための健康や体力等を備えていかなければなりません。

 

また、一方、日本人に欠けている点として、自己主張がはっきりしない、自分で判断することを避ける傾向があるという指摘をよく耳にするところです。このような傾向は、これからの時代を生きていく日本人が克服していかなければならない課題です。活動を通して、しっかり自分の意見を持ち、意見の違う人の主張も受け入れながら、合意点を見つけ出して物事を決めていく。自分の行為の結果に責任を持ち、周囲のせいにしない。このような態度や姿勢を積極的に育んでいくことによって、国際社会に通用するコミュニケーションの力も身についていくでしょう。

 

私たち福岡セーリングクラブのプログラムコーチは、セーリングパーティシペーション(セーリング愛好者)プログラムとセーリングトップアスリート(セーリング競技者)プログラムという活動の提供を通して、参加者には「地域を愛し、国を愛し、世界をよりよくしていこうとする心をもった人間に成長してほしい」(以下;目指す姿)と思っています。

 

その目指す姿の達成に向け、主体的に考え、試行錯誤しながら自ら解決策を見いだしていくプロセスをセーリングというスポーツを教材にして、身につけれるよう努めます。

 

また、セーリングスポーツの技術の向上を追究をする事により、世界レベルの競技力が身につき、国際大会出場も望めるでしょう。そのようになる事で、県民から応援されたり、国民から応援されたりしながら、より世界を身近に感じ、各国のファンや友人にも恵まれるでしょう。

 

他にも、クラブメンバーの心を揺さぶるような様々な体験、様々な人々との関わり、交流も提供します。例えば、オリンピアンからのコーチングやクラブメンバーとの交流を目的としたスプリングキャンプ、冬季休暇中のクリスマス会や餅つき、そして、四季を豊かに感じるための各種海遊び等です。このような、スポーツ・自然・文化体験を家族や様々な人達と経験し、目指す姿をもとめる事で、子どもが人間的な魅力ある大人になれると信じています。

 

私たちのこの活動の積み重ねが、自ずと豊かな人間性を育み、主体的な姿勢を身につけることにつながるでしょう。そして、全国津々浦々にこのような取組が広がりを持つことによって、各地の人たちが成長したとき、地域社会や自分の国の問題だけでなく、世界が直面する問題に積極的に取り組む意識や意欲が芽生えるものだと考えます。

 

最後に、全身で日の光をいっぱいに浴びれる直接体験の機会が豊かに得られ、尚且つ、地域社会の様々な人たちとの関わりの中で、汗をかきながら伸び伸びと活動に取り組むことができる環境づくりに応援頂けますと幸いです。

 

福岡セーリングクラブ

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